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直木賞作家朱川湊人氏講演会lecture

朱川湊人氏講演会

 2004年7月4日(日)、念願だったイベントを行うことが出来ました!
 第130回直木賞候補となった作家朱川湊人氏に大阪に来てもらい、大阪中文学習会の教室で講演会を行うことが出来たのです。
 朱川氏は数年前の作家デビュー後、「オール読物新人賞」や「日本ホラー小説大賞」などの賞を立て続けに受賞。 現在も各誌から引っ張りだこで、大活躍されています。単行本となった代表作には、「都市伝説セピア」(文藝春秋社)、「白い部屋で月の歌を」 (角川ホラー文庫)があります。氏の作品は、怖いホラーはもちろんありますが、ある雑誌に「泣けるホラー」と紹介されていたように、怖い中にしみじみせつなくて、泣けるような感動があるのが特徴です。私が特に気に入っている作品としては、「都市伝説セピア」の中の「昨日公園」、さらに、まだ単行本にはなってはいませんが、雑誌に掲載された「トカビの夜」です。
 実は、彼は私(田島)の大学時代からの親友なのです。1年の時に同じクラスになり、以来数人の仲間と共によく遊びました。みんなで私の下宿で鍋を囲んだり、旅行に行ったり、本当に楽しい4年間を過ごしました。彼は当時から作家志望でしたが、正直、純文学作家を目指す彼の将来は明るいものだ、とは思えませんでした。 就職後も、もちろん連絡をとり続けていましたので、職に就きながらも小説家を目指して執筆活動を続けていることも知っていました。
 数年前、彼が短編のホラー小説を書き出したことを知りました。まだ本になっていない 「昨日公園」のコピーを読ませてもらい、素晴らしい出来だと思いました。そして、その後は破竹の勢いで、人気作家への道を歩んでいます。
    (翌2005年、朱川湊人氏は直木賞を受賞されました! 現在はさらに大活躍されています。 朱川氏は受賞のコメントを当会に寄せてくれました。詳細はこちらへ。)

 さて、講演会開催依頼を快諾してくれた朱川氏は、新幹線で大阪まで来てくれました。
 当日、普段は教室として使っている北浜の会場に、生徒さんやその友人の方など、22名の方が来てくれました。皆さんに事前に朱川作品を読んでいただいていたので、期待度には相当高いものがありました。


 朱川氏にとって講演は初めてでしたが、滑らかな語り口で、生い立ちから学生時代、アルバイトしながらの作家修業時代、さらに現在の生活から文壇の裏話まで、様々な話題で聴衆を魅了してくれました。主催者としても、友人としても大変嬉しいイベントとなりました。
 当日の彼の話の中で印象に残った話としては、彼が美術雑誌の編集者をしていた当時、画家など美術界で一家をなしている人を取材した際、みんな「今までのことを一旦チャラにして、ゼロから勝負をかけたことを知った」というものでした。安定を失なうことに対する恐怖を振り払い、自らの理想を追求して成功を勝ち得た人は、やはりそういうプロセスを経ていることを確認できました。



◆ 講演会に参加された方の主な感想

  ・ 朱川さんの人柄やお話に対して、すごく好感がもてました。(勝手に)勇気づけてもらった〜と感謝しております。お友達になりたいです。

  ・ サラリーマンの経験しかないので、小説家デビューまでの生活が大変興味深かった。

  ・ 本物の小説家の方と間近でお話が聞けるという機会が(これまで)なかったので、とても嬉しかったです。お話の内容もユニークで楽しく、本も読んでみようと思いました。 

  ・ 気さくな感じで話をされたので、楽しい雰囲気でいろんな話が聞けてよかったです。サインしてもらえて、うれしかったです。

  ・ 一つのことを目標にして、ある程度成果の出るところまで努力するのはとても難しいことだと思います。 「私も中国語がんばらないとなあ」とちょっと背中を押された気分です。

 ・ とても面白く、朱川先生の話に感動し、泣きそうになりました。でも一番前の席だったのでグッとこらえました!!!やはり泣けるホラーの作家あっぱれという感じでした。

 ・ 朱川先生の気さくなお人柄がうかがえて、肩肘張らずに楽しい時間を過ごせました。業界のウラ話なども面白かったです。

大阪中文学習会

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